筋膜リリース4~筋膜の滑らかな動きが大事な役割をしている。

筋膜

おもな筋膜は、皮下組織にある浅筋膜、筋肉の上を覆う深筋膜、筋肉表面の薄い筋外膜、筋外膜が筋肉の中に入り込み筋の束を包む筋周膜、筋周膜が筋の束に入り込み筋繊維を一本一本包む筋内膜です。

浅筋膜は、脂肪層の中にあって、いろんな方向に動くことができます。これがけっこう感受性が強くて痛みを引き起こしたりします。ここには毛細リンパ管もあって、皮膚と浅筋膜の滑らかに動いていると、むくみが出にくくなります。

深筋膜は、斜め、縦、横方向の3層構造になっており、1ミリほどの厚みがあります。各層の間に水に浸した真綿のような結合組織とヒアルロン酸が分布していて、様々な動きに合わせてそれぞれの層が自由に動きます。さらに、筋外膜との間にも結合組織とヒアルロン酸が分布して運動を滑らかにしています。

筋内膜にもヒアルロン酸があり、筋繊維の滑らかな動きを助けています。関節だけでなく筋膜でもヒアルロン酸は大活躍ですね。

ヒアルロン酸

筋膜リリース5に続く。)