筋膜リリース6~悪い姿勢や偏った動作を長く続けると・・・筋膜へ悪影響が。
5回(筋膜リリース)にわたり、筋膜の構造と正常な状態を知っていただきました。
さて、ここからがポイント!これからご紹介することを知っておられると、筋膜リリースをより効果的に行えます。
前回述べた筋膜を構成する「コラーゲン繊維」と「エラスチン繊維」、これらはいつも同じ状態ではありません。
次に述べる、わたしたちが無意識にやっていることにより筋膜は自由に動けなくなってしまうのです。
・悪い姿勢や非対称な姿勢
・偏った動作を長く続ける
・同じ動きを何度も繰り返す
・同じ姿勢を長時間続ける(長く座っているだけでも)
・ケガをする など
これらのことで、筋膜がよじれて、筋外膜のコラーゲンとエラスチンが一部分に集まり、包み混んでいた水溶液が脱水してゼラチンのように粘っこくなってしまいます。
(なめると甘いそうです。)
(よじれて、コラーゲン繊維とエラスチン繊維が集まると・・・ギューッと絞られ、間にあった水溶液から水分が抜けてドロドロに。)
こうなると筋膜の下にある筋肉が動きづらくなります。
そしてそのよじれは放置するとほかの筋肉にまでどんどん波及していってしまいます。
(筋膜リリース7に続く)