筋膜リリース7~関節周囲に痛みを感じさせるのは、関節だけの問題?

関節周囲に痛みを感じることが多いですね。関節が悪くなったと思いますよね。
でも実は、問題は関節自体にあるのではなく、筋膜に問題があることが多いのをご存知でしょうか?

関節周囲は、筋外膜・筋周膜・筋内膜のコラーゲン繊維が平行に並んで「腱」になっています。

この「腱」が関節の関節包という袋を引っ張り、関節包の痛み受容器が痛みを感じているのです。

筋繊維から腱
画像無断使用禁止
腱
画像無断使用禁止



筋肉を覆うのは深筋膜でしたね。深筋膜は筋外膜から筋繊維の一部がつながっています

筋膜に異常が生じると、その異常をほかの部分でかぼおうとします。すると深筋膜を介して、ほかの部分へと異常が波及してしまうのです。


深筋膜
イメージ図 画像無断使用禁止



そして、筋膜自体が自分の力でほぐれることができなくなり、正しい姿勢保持や動作が制限されてしまいます。
痛みや、筋力低下、硬くなる、動きが遅くなる、うまくできないなど、支障をきたします。
さらに、筋膜のねじれで、筋肉のみならず、血管や神経までもが影響を受けるともあります。

(筋膜リリース8に続く)

筋膜リリース1~はこちら