「左より右の肩甲骨が後ろに引けてるんです。」赤ちゃんの肩を気にするママ。

モロー反射

赤ちゃんを抱っこする時「右の肩甲骨が後ろに引けてる、肩に異常があるんでしょうか?」と、気にされるママに出会いました。

赤ちゃんは、原始反射という様々な反射を持って生まれてきます(月齢を重ねるごとに消えていきます。)。その方の赤ちゃんは、わたしが見たところ、左への向き癖(顔が左に向きやすくなっている)がありました。向いた方向の腕と脚が伸び、反対側の腕と脚は曲がるという「非対称性緊張性頸反射(ひたいしょうせいきんちょうせいけいはんしゃ)」が出やすくなっていました。弓を引いているような格好ですね。

その赤ちゃんの場合、左へ頸が向きますから、左の腕は伸び、右の腕は曲がります。この時、寝転んでいるため目立ちませんが、実は、右の肩や肘には、後ろに引ける力が働いています。左の向き癖があるということは、この格好をよく取っている(体験している)わけで、自然と体にも癖ができているんです。

向き癖は、ママのおなかにいる時の姿勢からすでについていたり、生まれてからの環境・刺激(いつも同じ方向に寝かせている、いつも同じ方向から声をかける・抱き起こすなど)でついたりもします。

ママは肩甲骨の左右差という一部分に気づかれたのですが、体全体を見ると肩に問題があるのではないことがわかりますね。

参考に「非対称性緊張性頸反射」の動画を載せておきます。(これほどきれいに出現しないこともあります。)

かわいい映像、お借りします。